BLOGスタッフブログ
皆様こんにちわ。
ファインライフ・カンパニーの井ノ口です。
春も半ばで、新緑が眩しく花々も彩りきれいに咲き誇っていますね。過ごしやすい
季節です。
私は、毎日、依然お引き渡し致しましたお客様のお家を直接伺い、
メンテナンスの確認をさせて頂いています。
そんな中で、ファインライフ・カンパニーの「煉瓦積みの家」の性能を確証付けるための試みを
日々研究し続けています!(^^)
honrengaパートナーズとして、
耐震の実験は神戸大学の教授のもと京都大学で実験、検証を行いました。
気密試験は実際の建築現場で行っています。
そんな中、今回は耐火試験へと取り組んでいます。
レンガの外壁は自信を持って火事には負けません。土を1,200度で焼いているわけですから
燃えるはずがありませんよね!?
しかし、もしもの内部からの火災の場合はどうなんだ!?という疑問があると思われますので
実験を行ってきました。
石膏ボードの大手メーカーの「チヨダウーテ」様の実験施設です。
三重県の四日市市まで煉瓦の外壁と木造の内壁を製作して、持込みさせていただきました。
写真は煉瓦の家の試験体を装置に設置して、右側の試験炉に滑り込ませる前の段階です。
いよいよ、試験開始です!!
炉に火が付きました。今回は準耐火構造に適合するように基準を設定しましたので
45分間燃やし続けます。45分後には炉の内部の温度が900度をこえる機械です。
試験炉の両サイドに内部の覗き穴がありますので確認です(・_;)
真っ赤で熱そうですよね!?
内壁を燃やしていますので、内部仕上のブランヴェールが燃えて水分がなくなったのでひび割れて浮き上がっています。
しか~~~~し!
なんと煉瓦の表面は手で触れます。 裏面温度というのですが、熱している側とは反対側の温度のことです。
45分ガスバーナーでずっと火を付けているのに煉瓦の表面は外気温と同じで18度でした(?_?)
銀色に光っているシールの部分が温度センサーを取り付けた部分です。
実は煉瓦と内壁の間にある通気層という部分にも特別に温度センサーを入れて頂いたのですが
その結果はなんと、45分経過して最大の数値を出したものであっても45度でした!!
びっくりですよね!?
こんなに耐火性能に優れているなんて、予想以上に驚きました。
この結果をもとに今度は、『国の基準』に合格するように建材試験センターで試験を行います。
これに合格するとhonrengaパートナーズだけのオリジナルの認定書になります。
本煉瓦積みの家が日本基準になる日が楽しみです。
最後に、熊本県、大分県の震災に遭われた方々、毎日大変な心配とストレス、不安を感じられていることと存じます。
私も実家が大分になりますので親戚の安否が確認されてほっとしています。
熊本県にも私が携わった設計物件が多数ありますので心配な日々です。無事であることを願います。
微力ですが皆様の助けになれるように募金等協力させていただきます。