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こんにちは、ファインライフ・カンパニーhonrengaパートナー担当の井ノ口です。
最近、福岡は天気が優れず雨模様の日が続きますね。
このまま少しづつ寒くなっていくのかと思うと耐えれません。寒いのが苦手です。(スキー場でバイトしていたのですが。。。)
さて、今回は建築の小ネタというか、「左官」という言葉をご存知でしょうか??
まずは読み方ですよね? 正確には「さかん」と言います。「しゃかん」でも間違いではありません。
ファインライフ・カンパニーでは自社で専門の左官プロ集団を育成しています!
左官とは、建物の壁や床、土塀などを、こてを使って塗り仕上げる職人のことです。
そのため、本煉瓦積みの家のレンガ積みや室内の塗り壁を仕上げるには左官職人が重要なためです。
左官の鏝さばきとデザイン力で仕上がりに大きく差がでます。
honrengaパートナーズとして左官職人の知識と技術力を育成するため定期的に勉強会や現場指導を行っています。
これは室内の塗り壁の勉強会です。大工が下地のボード貼りが完了したところから
塗り壁のパテ処理(下地の凹凸隠し)、養生のやり方、塗り壁のデザインの作り方などのレクチャーを
行いました。熱心に質問していたので写真に撮っておきました。
こちらは煉瓦積みの作業風景です。すごいでしょ!ほんとに1つ1つ積み重ねて作っています。
レンガ、モルタル、レンガ、鉄筋と何度も繰り返して積み上げていきます。水平に出来ているか確認していますね。
さてさて、本題に戻らないとただの施工写真か?となりそうなので小ネタに続きます。
左官の言葉の語源は、大昔の天皇家や由緒ある神社仏閣には官職についた役人しか敷地内に出入り出来なかったようです。
まぁ現在も皇居に私は絶対入れませんが。。。
そこで建物の建て替えをするためどうしようか? この当時、大工は役職付でしたので入れますが塗り壁職人が入れない。
そこで大工の棟梁が役人に取り入って官職を与えてくださいと取り付けたようです。
これによって工事を完成させ、天皇家が仕事の丁寧さに感激して「左官」という地位が与えられました。
ちなみに気になるのが「左」があるのなら「右官」は??となりますよね?
私もこの建築設計業界に就職した若手の時に当時の建築部長に聞いてみたところ右官は昔あったと教えられました。
しかし今は無いようです。「右官」は漢字に口が入っていますよね?そのため口で仕事する者という意味で指導者的な
職務だったとされますが、左官職が左という漢字が使われて右より位階が高く見られるのが嫌になって無くなったようです。
右大臣より左大臣が位階が上というのと同じ理由ですね。
某部長の知識なので正確とは言えませんが、ネット検索ではまずまずあっているようです。
あくまで小ネタとしてお教えしますので。あしからずです。
最後に「しゃかん」でもよいといったのは「沙官」と書いていた時があるようです。