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水曜日の石垣島お住まい情報
GWが終わりましたね
石垣島はずっと雨・雨・・雨
梅雨入りしています
で梅雨時期の工事を
気にされる方もおられるかと思いますので
今回はそのお話
木材が雨に濡れるとだめなのか?です
一旦棟が上がって屋根防水シート・壁防水シートまで進めば
木材が濡れる心配は無くなります
(沖縄は台風で吹き飛ぶ心配は有りますが・・・)
こんな感じですね
それまでに濡れるとだめかと言いますと
材料で異なってきます
乾燥材(KD材)を使うかグリーン材を使うかで違います
グリーン材とは
切ったままの木材で乾燥していません。
乾燥していないという事は、今後 割れたり反ったりする可能性がものすごく高い木材です。
伐採直後の含水率は50~60%と言われています。
昔の家はこうした材料を使っていたので建った後に乾燥による「収縮」や「ねじれ」が起こり床鳴りや建具が閉まらなかったりしていたのです。
自然乾燥するのには半年から1年近く天日に当ててないと乾燥しないのです。
またこの印象があるので濡れたら木はダメかもと思われているのだと思います。
後、カビが生えるかもと思われています。
木材の中まで乾いていないので濡れると乾きが遅くなりそのような心配事にもつながります。
しかしながら今の時代にそんなに長く外に置いておく場所と時間もありません
ファインライフの木材は乾燥炉に入れて機械で乾燥させているの乾燥材を使っています。
これをKD材(乾燥材)と言いいますが含水率を15~25%まで落としています。
この辺りの含水率が木材の強度を一番高めてくれると言われています。
また一度乾燥した木材はその表面から水分を吸収しにくくなる特性を持っています。
中も乾燥しているので簡単にはしみ込んで行かないのです。
現場で柱や梁が雨にぬれても表面だけですので3~4日程で乾いてしまいます。
なのでKD材を使用していれば心配はする必要はないのですね。
とはいっても濡れないことに越したことは有りませんのでシートで覆うなどして極力対応しています。
但しコンパネ(合板)など接着剤を使った合成の木材は水濡れ危険です。
薄くスライスした板や木材のチップを固めていますので濡れると膨らんだり、ボンドの所で剥がれてきたりします。
この辺りは床材や屋根材の部分で使われていますのでしっかりとシートを被せて
かなり神経は使っています。
また現場に来られる際にはご確認下さい
ではまた来週